長い長い臨床実習。
あんなになりたいと思っていた理学療法士や作業療法士、言語聴覚士への思いが冷めて、なんでなりたかったんだっけ?と動機すらも忘れてしまうくらいつらくなること、ありませんか?
臨床実習、辛い。
療法士になるの、やめたい。
そう思うのって、いけないことなんでしょうか?
この記事では、実習中、つらくなってしまったあなたといっしょに、気持ちの整理をしていきます。
大丈夫。どうにでもなるよ。
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臨床実習って、本当に辛い。
まずこれは自信をもっていえることなんだけれど、
臨床実習って、どう楽観しようとしたって、やっぱり本当に辛いものです。
それを無理して笑って「なりたいものになるためなんだから、辛くなんかないです」っていうことなんてない。
患者さんとうまく話せない。
思ったように動けない。
レポートが書けない。
眠れない。
叱られてばっかり。
こんな風になるの、学生ならよくあることです。
もちろんわたしもそうでした。
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の仕事にあこがれて、なりたくて、大好き。
そう思っているあなたは、ネガティブな考えを持つこと自体に罪悪感を持ってしまっているかもしれません。
でも、辛いものは辛い。
頑張っても頑張ってもやることがなくならなくて眠れなかったら、辛いのが普通です。
くどいようですがもう一回いっておきます。
臨床実習って、本当に辛いものです。
あなたがそう思うのは、ちっとも悪いことではありません。
普通ですよ。
だから自分を責めないで。
療法士になるのやめたいって思ってしまった
さて、辛いだけならまだしも、
と思ってしまった人もいるかもしれませんね。
はじめに言っておきますが、それだって、ちっとも悪いことではありません。
気持ちに迷いが生じたら、無理をせず立ち止まろう
毎年教える立場で学生や新人を見ていて思うことなんですが、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士を目指している人は、本当にまじめです。
だから「自分は療法士に本当に向いているんだろうか」と迷いが生じても、そんな自分の思いにフタをするか責めるかして、無理に気持ちを奮い立たせてがんばってしまいがち。
もしあなたがそんな風に無理をしているのなら、そんな無理はやめていい。
自分をボロボロにしてまでがんばらなくていいんです。
あなたが現役で入った学生なら、まだ20歳過ぎ。
その若さで、他人の幸せのために力を尽くす仕事につこうと思ったことはとても素晴らしいことです。
でも、若いあなたが選んだ道は、あなたにとって大正解かどうか、わかりません。最初に思っていたほどしっくりこないことだって、当然あるはずです。
難しく考えず、悩んだらとりあえず一回立ち止まってみましょう。
ちょっと立ち止まったって、大きなロスにはなりません。
一人で悩まず、バイザーや学校に相談して!
でも、立ち止まった時にひとりぼっちでいたら、すごく不安なはず。
立ち止まるときは一人で悩まないで、まずはバイザーに相談してみましょう。
バイザーが人を育てるにふさわしい指導者なら、悩んでいるあなたを突き放すようなことはしません。
若いバイザーだったら、メンターや管理職にきっと相談してくれますし、ベテランバイザーだったら、ゆっくり話を聞いてくれるかもしれません。
それなら学校に頼れば大丈夫。
こんな時のために、担当教諭がいるんです。
学校の先生は、学生がつまずいたり悩んだりすれば、すぐに対策を考えてくれます。
そして、バイザーと話をした方がいいな、と思えば、連絡を取ってくれるし、場合によっては実習地訪問をすぐにしてくれます。
それは、それほど珍しいことじゃないんです。だから安心して。
どうすればあなたが暗いトンネルを抜け出せるか、バイザーや先生は真剣に考えてくれるし、そのことによって楽になることも多いんですよ。
すごくつらかったら途中で投げ出したっていい
療法士になりたい、
その気持ちに迷いはなかったはず。
なのに、辛い。
頑張りたいのに辛くて頑張れない。
これほど苦しいことはありません。
自分の心の声に正直になろう
自分の心の声に耳を傾けたときに
「つらい、もう一杯いっぱい。これ以上はどうやってもがんばれないよ」
という声が聞こえたら、もう頑張るのをやめて。お願いだから。
今そこで無理をしたら、あなたは病気になってしまうかもしれません。
あなたが一番大事にしなければいけないのはあなた自身。
あなたの心が悲鳴を上げているのなら、その声に正直になって。
これは本当にお願いです。
やめることは悪いことなんかじゃない。あなたは悪くない。
わたしは現場で働いて10年経った頃、一度自分を追いつめてしまいました。
職場の人間関係で悩んで、やめたい、辛い、楽しくない、と思っていたのに、そんな自分を責めて責めて、臨床家としてあるまじきこと、と思い続けて無理をした結果でした。
そしてとうとう、患者さんを目の前にしても、涙が出てしまうようになりました。
今は元気で、そんなことはまったくないけれど、あの時は本当に苦しかった。
最初に辛い、と思ったときにちゃんと立ち止まっていれば、あそこまで苦しむことはなかっただろうと思います。
やめたいかもしれない、と思って悩んでいるあなた。
「途中で投げ出すなんて、なんて自分はダメな奴なんだ」
「辛いのはみんな同じなのに、自分だけやめちゃうなんてできない」
そう思っていませんか?
あなたがなろうとしている療法士の仕事は人をサポートする仕事なだけに、他の人から「すごいね、えらいね」といわれがち。
そんな仕事から「逃げ出そうとしている」ことは「悪いこと」と、あなたは余計にそう思ってしまうかもしれません。
でも、どんなに良い仕事であっても、あなたが辛くて、幸せな気持ちになれないでやるのなら、ぜんぜん意味がないんです。
人は、他人を幸せにする前に、まず自分自身が幸せでなきゃいけないんだから。
やめることは悪いこと、続けることは良いこと。
そんな固定観念にとらわれていたら、逃げ道がなくなってしまって正しい判断もできなくなります。
やめたいと思ったとしても、あなたはちっとも悪くなんかない!
まずはあなた自身を身動きできないようにしてしまっている「やめることは悪いこと」という固定観念をとっぱらってしまいましょう。
仙吉おじいちゃんも言った。「どうにでもなる」
「どうにでもなる、大丈夫だ。人間は強い。」
このセリフは、朝ドラ「半分、青い。」で、主人公の祖父である仙吉さんが、描けなくなった漫画家の主人公、鈴愛(すずめ)ちゃんにかけた言葉です。
実習中のあなたは見るチャンスがないかもしれないけれど、録画してでも見てほしい、今のあなたを支えてくれる言葉がいっぱいのドラマです。
この仙吉おじいちゃん(中村雅俊さんが演じています)のセリフを通勤中の自家用車内で聞いた私は、泣けて泣けて、職場についてもしばらく車から降りることができませんでした。
おじいちゃん、優しい。
でもね、本当に、人生どうにでもなるんです。
大丈夫なんですよ。
人生の選択肢は1本じゃない
強い憧れや思いを抱いて療法士になろうと思ったあなたは、その道から外れてしまったら、もうおしまいだ、と思っていませんか?
そんなことないです。
人生の選択肢は1本だけじゃないんです。
現に私は、転職してこの道に入りましたし、どうしてもなりたかった言語聴覚士だけど、今は臨床に出ていません。
でも、それはそれで楽しい。
周りは結構いろいろ言います。
恩師や知り合いのSTと話していると「臨床できなくてつらいでしょう」なんて、よく言われます。
でも、別にそんなことない。
わたしは、自分に起きるいろいろな変化を楽しんでいます。
人生の選択肢は一本じゃないし、最初に選んだ一本が最上のものとは限らない。
そして、最初に選んだ道から外れたって、人生、どうにでもなる。
わたしも心からそう思っているし、もし違う選択肢をとっても、あなたにもそう思える日が必ずやって来ます。
家族はあなたが幸せなのが幸せです
そう思う人は、たぶんあなただけではないはず。
たしかに医療系の学校は(まして大学は)学費が安くはありません。
だからあなたも、学校に行かせてくれたご家族のことを考えて、無理をしてでも続けなければと思うかもしれませんね。
それに、医療系の学校に行っていると周りからも褒められたり期待の言葉をかけられたりすることもあるから、簡単には「やめたい」なんて言い出せない雰囲気もあるかも。
でもね、よく考えてみて。
あなたが辛くて泣きながら勉強していたり、毎日暗い顔でいるのを知って、あなたのご家族は幸せでいられるでしょうか?
それがイメージできなければ、逆を考えてみて。
あなたのお父さんが、あなたたちのため、と思って。辛くても体調悪くても、青い顔して仕事に行くのをみて、あなたはそれでも幸せでしょうか。
家族というのはありがたいもので、あなたが幸せでいてくれるのが一番なんです。
わたしが辛かった時、母は言いました。
なにをやったっていい。
あなたが幸せなら、別に今の仕事なんかやめたっていい。
人生何をやったって生きていけるんだから、と。
療法士の卵が辛いあなたに読んでほしい1冊の本
最後に、辛くて悲しい思いをしている理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の卵のあなたに、ぜひおすすめしたい1冊をご紹介します。
それは、佐々木常夫さんの書かれたこちら。
働くのがつらいのは君のせいじゃない。 すり減る毎日が変わるシンプルな考え方
という本です。
佐々木常夫さんのことをご存知の方はまだいないかな?
大企業の東レで取締役まで務められ、今は働き方改革の第一人者として、たくさんの本の執筆や公演をされている方です。
有名なのは課長に向けての本ですが、実は働く若い人たちに向けても多くのメッセージを発信されています。
というと何の悩みもないエリートと思うかもしれませんが、実は課長になられたときに奥様が肝臓病やうつ病を発症。自閉症のご長男をはじめとする3人のお子さんの子育てと奥様の看病、そしてマネジメント業務を同時に行ったというヒストリーをお持ちです。
そんな佐々木さんが書かれたこの本には、若くないわたしが読んでも思わず涙があふれてしまう、やさしい言葉がたくさん。
今のあなたの心を必ず軽くしてくれます。
文字は大きめ、余白も多く、読みやすい文体。疲れていてもきっと一気に読み終えられるので、ぜひ読んでみて。
おわりに|療法士になるのをやめても、道はある。
臨床実習がどうしようもなく辛いなら、やめるのも一つの選択ですし、立ち止まって考えてみて、やっぱり続けよう、と思うのも一つの選択です。
でも、辛くなった時に、これだけはあなたにお願いします。
無理をしないで。
辛くなったら一度立ち止まって。
そして、人生の選択肢がこれしかないんだ、なんて思いつめないで。
- 辛くて迷いが生じたら、一度立ち止まって考えてみよう。
- 一人で悩まず、バイザーや学校に相談してみよう。
- すごく辛いならやめたっていい。やめることは悪いことなんかじゃない。
- 人生どうにでもなる。選択肢は一本だけじゃない。
上でも書いたように、わたしは言語聴覚士になる前、金融業界でOLをしていました。
バブル期で顧客からお金を預かることばかり考えている業界にいるのが辛くなって言語聴覚士に転職したのですが、そこでもパワハラをはじめ、辛いことはたくさんありました。
その頃には転職をサポートしてくれるところはハローワークしかなかったけれど、今は専門学校や大学を中退したり20代での退職を経験しても、一人で悩まず次のステップを相談できます。
医療福祉、介護の世界で働かなくても、罪じゃない。自分を責めることはないんです。
クラスメイトにも、中退した人、卒業して国試を受けずに一般企業に就職した人、国家資格は取って、全く違う道に進んだ人がいたけれど、みんな、そのあと明るく、幸せに生活しています。
もちろん私たち同級生も、誰一人として、その選択を責めませんでした。
疲れ切ってしまうと、次の行動を起こすこともできなくなります。
そうなる前に視野を広くして、あなたが幸せに働ける方法を考えてみることも大切。
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はじめまして!
自分はPTの実習で鬱になり、人生を終わらせる一歩手前までいった経験があります。
当時、このブログを読んでいたらまた違った風景が見れたのかもしれないなって思います。
もっともっとこの記事がいろんな学生の救いになるように願っています!
いきなり失礼しました!
azumonchyさま
はじめまして!
コメントありがとうございました。
そうですか、お辛い経験をなさったのですね。
学生にとっては実習は本当に辛く、周りが見えにくくなってしまう時期。
その時期をなんとか思い詰めずに乗り越えてほしい、たとえ辞めてしまってでも。
そう思って書きました。
ちゃんと学生に届けられるよう、大事にこのブログを育てていきます。
つらい記憶について語ってくださり、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
記事読んでたら涙出てきました。実習辛い。辞めたい。でもその辞めたい気持ちと別に、親や祖父母に迷惑をかけてしまう気持ちが。仮に実習クリアして国試合格しても働く気は全くない。だからやる気もないし、コミュ力もないし、頭も悪いから、実習の評価も悪くて。しんどいなぁ
素敵な記事をありがとう。この記事を見て救われました。お返事はいりません。
アイスさん
返事はいらない、とおっしゃってるのにお返事して、かえってプレッシャーを感じさせては申し訳ないと思いつつ。
コメントありがとうございます。
実習、しんどいんですね。
キツイ、というお気持ちが文面に表れていて、なのに、親御さんやおじいさまおばあさまにも配慮されていて。
私も胸が締め付けられています。
実習の評価は、本来学生自身(の人柄や資質)を否定するものではありません。
だから必要以上に傷つかないでほしいです。
学校に入ってはみたものの「あれ?違ったかな。合わないかも」ということはどんなジャンルにもあると思います。
医療従事者を志すのをやめたからといって、悪いことをしたわけではありません。
どうかご自分の人生を一番大切にしてください。
こちらこそ、これ以上のお返事は無用です。一日も早く心身ともに回復しますように。
はじめまして。
今、我が子が施設実習中です。
ハラスメントの様な言動が繰り返しあり、学校に相談したら、息子が全否定されました。
息子は心が折れ、悔しすぎて泣いたそうです。
学校と施設は同会社で身内のようなものです。
一体、どこに相談すれば良いのですか?
コロナ禍ゆえ、熱で休んだら『ずる休み』と報告され、疲れた目を押さえていたら『居眠り』と報告され
どう言う態度で接すればいいのかさえ
わからないそうです。
助けてください。
おかか様
ご返信が10日も経ってからとなってしまい、大変申し訳ございませんでした。
息子さんの件、お心を痛めていらっしゃることと存じます。
6月のパワーハラスメント防止法の施行にともない、私の勤務先は法人の規程で、
学生に対するパワハラ・セクハラについても明確に懲戒の対象となりました。
職員に対する研修も徹底しています。
しかしながら、実習地(病院)と学校が同系列の法人であった場合や諸々の理由があったり、
そもそも病院というところが正直なところ古い体質が横行しやすいことがあったりで
まだ苦しく悲しい思いをされている学生さんがいらっしゃることもおそらく事実と思われます。
さて、その職場(実習地含め)におけるハラスメントについては
何がハラスメントにあたるのか、という3つの定義があり、
3つすべてを満たした場合にハラスメントである、となります。
(ご存じかと思いますが念のため以下のとおりです)
(1) 優越的な関係を背景とした
(2) 業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動により
(3) 就業環境を害すること(身体的若しくは精神的な苦痛を与えること)
息子さんが今回どのような事案、
どのような状況で、どのようにハラスメントのような言動を受けられたのかわかりませんので、
私は無責任なことは申せません。
そこはご了承ください。
以下は一般論となりますが…
このような場合、職場のコンプライアンス担当部署(人事・労務部門が多いかと思います)に訴えることがまず第一選択です。
したがってこの場合は、実習を受けていらっしゃる施設の人事・労務担当部署ということになります。
この部門が適切に機能していない場合は、実習施設のある都道府県の労働局雇用環境・均等部(室)が窓口となります。
以下引用です。
”会社に相談しても対応してもらえなかったらお近くの都道府県労働局雇用環境・均等部(室)へご相談ください。
なお、土日に相談したいとかメールで相談したいことが、あれば「ハラスメント悩み相談室」にご相談ください。
ハラスメント悩み相談室はこちらから https://harasu-soudan.mhlw.go.jp/”
上記のサイトは厚労省の「職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント)」
ページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/seisaku06/index.html)となります。
すでに理学療法士の実習生に対するパワハラとそれによる当該実習生の痛ましい事件という判例がありますので、
本来であれば学校も実習施設も真摯に対応しなければいけない問題です。
先ほど申し上げたように、今回はおかか様のお話を伺っただけですので、
はっきり断罪するようなことを申し上げられず恐縮ですが、
私が学生だった時代であれば「徹夜続きは当たり前」「怖い先生がいて当たり前」が常識であったものが
今は通るものではない、ということを理解していない現場の職員は少なからずいるのだと
ネットやニュースに流れる事例を見ると感じます。
私もいっそう気を引き締めて、
適切な指導に当たれる職員を育てていこうと思います。
どうかこのメッセージが少しでもお役に立ちますように。
はじめまして。
現在、臨床実習中のot学生3年です。
この記事を読んでとても涙が止まりませんでした。
とても良い病院で先生方も面白く、優しく指導してくれるのですが、実習は辛く毎日涙が止まりません。ストレスで吐いてしまったこともあります。また、親に勧められて大学に入りotになりたいと思ったことが一度もありません。大学費を払ってるのは親で、私がotになることに期待をしているためなかなか自分の気持ちを言えずに、苦しい毎日です。
この気持ちはどうしたらいいのでしょうか。
せかさん
今頃の返信になって、本当に申し訳ありません。
年明けの3年生の実習ということは、4年制に通われているのでしょうか。
なりたいと思っていないのに勧められるままに進学して、ピンとこない。
お辛いですね。
親御様のお気持ちを考えるとそれをいえない、というのはせかさんがとても優しい方だから。
私は親に勧められてなったのではないけれど、喜ぶ姿を見ると、辛いことがあったときになかなか愚痴ることもできませんでした。
でも、これから先、例えOTになろうがなるまいが、辛い時は辛いと言っていいんです。
そして、やめたければやめてもいいんです。
親御さんはせかさんが幸せでいることが一番嬉しく感じると思いますよ。
初めまして
現在、PTの評価実習が始まって1週間が経つ30代学生(男)です。このコロナで、4週間が2週間に短縮になりましたが、学校で習った事と実際の現場のギャップが大きすぎて、バイザーにも怒られまくる日々を送っており、苦しい状態の中、こちらの心暖まる記事が目に留まりました。
いざ実習が始まるとこんなに大変なんだと身をもって思い知りました。さらに、緊張しやすい性格で、患者さんに対しても緊張してしまい、評価も思う通りに出来ず、実施しても横にいるバイザーから「やり方が違う!」、「学校で一通り習ってるんだから検査出来るんですよね!?」等ダメ出しをされています。
バイザーの方もパワハラとかのタイプではなく、普段は優しい方ですので、そんな方を怒らせ、呆れさせる私は一体と思います…。実習前の学内テストもいつも赤点ギリギリで、実習前の準備不足も祟った状態で実習に出てしまったので、そこは反省しなければと思う一方で基礎中のきの字も出来ない私は本当にPTに向いているのか、逃げ出したいと思ってしまいます。しかし、一度留年してしまっており、学費の負担も両親ですので、迷惑かけてしまい、申し訳ない気持ちもあり、どうすれば良いのだろうと複雑な気持ちです。こんな状況下で、私はこの先、どうやって生きていけば良いのだろう、どうすれば良いのだろうと悩んでいます。
長文失礼しました、苦しい気持ちですが、こちらの優しい記事が目に留まり愚痴を吐かせて頂きました。
優しい男、猫ラブさま
半年以上経ってしまって申し訳ありません。
評価実習ということはまだ最上級生ではない時点でのコメントだったと思います。
正直に言って、実施中に横から「やり方が違う」というバイザーは、教えかたも患者・利用者様への対応の仕方も成熟していないです。
性格が優しい方であっても、そこをちゃんと習ってからバイザーになるように、今のPT協会はしているのに、残念ですね。
成績や進級のことはなんともいえませんが、ひとつ言えることは、それがあなたの価値を決めることではないということ。
何があっても人はなんとかやっていけます。
どうか今、この時の実習のことでご自分の価値を決めていらしたりしないことを願っています。