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実習の悩み

臨床実習が辛い…療法士になるのをやめたくなるっていけないこと?

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すこみみ
すこみみ
PT・OT・STの卵のみなさんこんにちは。すこみみ(@theratama01)です。

長い長い臨床実習。

 

あんなになりたいと思っていた理学療法士や作業療法士、言語聴覚士への思いが冷めて、なんでなりたかったんだっけ?と動機すらも忘れてしまうくらいつらくなること、ありませんか?

 

臨床実習、辛い。

療法士になるの、やめたい。

 

そう思うのって、いけないことなんでしょうか?

 

この記事では、実習中、つらくなってしまったあなたといっしょに、気持ちの整理をしていきます。

 

大丈夫。どうにでもなるよ。

臨床実習って、本当に辛い。

泣き笑い画像Photo by Sydney Sims on Unsplash

まずこれは自信をもっていえることなんだけれど、

臨床実習って、どう楽観しようとしたって、やっぱり本当に辛いものです。

 

それを無理して笑って「なりたいものになるためなんだから、辛くなんかないです」っていうことなんてない。

 

患者さんとうまく話せない。

思ったように動けない。

レポートが書けない。

眠れない。

叱られてばっかり。

 

こんな風になるの、学生ならよくあることです。

もちろんわたしもそうでした。

すこみみ
すこみみ
この状態で「楽しい!」ってホントに思うなら、それはドMすぎ。

 

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の仕事にあこがれて、なりたくて、大好き。

そう思っているあなたは、ネガティブな考えを持つこと自体に罪悪感を持ってしまっているかもしれません。

 

でも、辛いものは辛い。

頑張っても頑張ってもやることがなくならなくて眠れなかったら、辛いのが普通です。

 

くどいようですがもう一回いっておきます。

 

臨床実習って、本当に辛いものです。

あなたがそう思うのは、ちっとも悪いことではありません。

普通ですよ。

だから自分を責めないで。

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療法士になるのやめたいって思ってしまった

ベッドで落ち込んでいる女性画像Photo by Yuris Alhumaydy on Unsplash

さて、辛いだけならまだしも、

学生くん
学生くん
もう、ホントにPTになりたいのかわからなくなっちゃったよ…

と思ってしまった人もいるかもしれませんね。

 

はじめに言っておきますが、それだって、ちっとも悪いことではありません。

気持ちに迷いが生じたら、無理をせず立ち止まろう

毎年教える立場で学生や新人を見ていて思うことなんですが、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士を目指している人は、本当にまじめです。

 

だから「自分は療法士に本当に向いているんだろうか」と迷いが生じても、そんな自分の思いにフタをするか責めるかして、無理に気持ちを奮い立たせてがんばってしまいがち。

 

もしあなたがそんな風に無理をしているのなら、そんな無理はやめていい。

自分をボロボロにしてまでがんばらなくていいんです。

 

あなたが現役で入った学生なら、まだ20歳過ぎ。

その若さで、他人の幸せのために力を尽くす仕事につこうと思ったことはとても素晴らしいことです。

 

でも、若いあなたが選んだ道は、あなたにとって大正解かどうか、わかりません。最初に思っていたほどしっくりこないことだって、当然あるはずです。

 

難しく考えず、悩んだらとりあえず一回立ち止まってみましょう。

ちょっと立ち止まったって、大きなロスにはなりません。

一人で悩まず、バイザーや学校に相談して!

でも、立ち止まった時にひとりぼっちでいたら、すごく不安なはず。

 

立ち止まるときは一人で悩まないで、まずはバイザーに相談してみましょう。

バイザーが人を育てるにふさわしい指導者なら、悩んでいるあなたを突き放すようなことはしません。

 

若いバイザーだったら、メンターや管理職にきっと相談してくれますし、ベテランバイザーだったら、ゆっくり話を聞いてくれるかもしれません。

 

学生くん
学生くん
怖くてバイザーになんて言えないよ…

それなら学校に頼れば大丈夫。

こんな時のために、担当教諭がいるんです。

 

学校の先生は、学生がつまずいたり悩んだりすれば、すぐに対策を考えてくれます。

そして、バイザーと話をした方がいいな、と思えば、連絡を取ってくれるし、場合によっては実習地訪問をすぐにしてくれます。

 

それは、それほど珍しいことじゃないんです。だから安心して。

 

どうすればあなたが暗いトンネルを抜け出せるか、バイザーや先生は真剣に考えてくれるし、そのことによって楽になることも多いんですよ。

すごくつらかったら途中で投げ出したっていい

両手を広げる男性画像Photo by Zac Durant on Unsplash

療法士になりたい、

その気持ちに迷いはなかったはず。

なのに、辛い。

頑張りたいのに辛くて頑張れない。

 

これほど苦しいことはありません。

自分の心の声に正直になろう

自分の心の声に耳を傾けたときに

「つらい、もう一杯いっぱい。これ以上はどうやってもがんばれないよ」

という声が聞こえたら、もう頑張るのをやめて。お願いだから。

 

今そこで無理をしたら、あなたは病気になってしまうかもしれません。

 

あなたが一番大事にしなければいけないのはあなた自身。

あなたの心が悲鳴を上げているのなら、その声に正直になって。

これは本当にお願いです。

やめることは悪いことなんかじゃない。あなたは悪くない。

わたしは現場で働いて10年経った頃、一度自分を追いつめてしまいました。

職場の人間関係で悩んで、やめたい、辛い、楽しくない、と思っていたのに、そんな自分を責めて責めて、臨床家としてあるまじきこと、と思い続けて無理をした結果でした。

そしてとうとう、患者さんを目の前にしても、涙が出てしまうようになりました。

 

今は元気で、そんなことはまったくないけれど、あの時は本当に苦しかった。

最初に辛い、と思ったときにちゃんと立ち止まっていれば、あそこまで苦しむことはなかっただろうと思います。

 

やめたいかもしれない、と思って悩んでいるあなた。

 

「途中で投げ出すなんて、なんて自分はダメな奴なんだ」

「辛いのはみんな同じなのに、自分だけやめちゃうなんてできない」

そう思っていませんか?

 

あなたがなろうとしている療法士の仕事は人をサポートする仕事なだけに、他の人から「すごいね、えらいね」といわれがち。

 

そんな仕事から「逃げ出そうとしている」ことは「悪いこと」と、あなたは余計にそう思ってしまうかもしれません。

 

でも、どんなに良い仕事であっても、あなたが辛くて、幸せな気持ちになれないでやるのなら、ぜんぜん意味がないんです。

 

人は、他人を幸せにする前に、まず自分自身が幸せでなきゃいけないんだから。

 

やめることは悪いこと、続けることは良いこと。

そんな固定観念にとらわれていたら、逃げ道がなくなってしまって正しい判断もできなくなります。

 

やめたいと思ったとしても、あなたはちっとも悪くなんかない!

 

まずはあなた自身を身動きできないようにしてしまっている「やめることは悪いこと」という固定観念をとっぱらってしまいましょう。

仙吉おじいちゃんも言った。「どうにでもなる」

風船画像Photo by Luca Upper on Unsplash

「どうにでもなる、大丈夫だ。人間は強い。」

このセリフは、朝ドラ「半分、青い。」第80話で、主人公の祖父である仙吉さんが、描けなくなった漫画家の主人公、鈴愛(すずめ)ちゃんにかけた言葉です。

実習中のあなたは見るチャンスがないかもしれないけれど、録画してでも見てほしい、今のあなたを支えてくれる言葉がいっぱいのドラマです。

 

この仙吉おじいちゃん(中村雅俊さんが演じています)のセリフを通勤中の自家用車内で聞いた私は、泣けて泣けて、職場についてもしばらく車から降りることができませんでした。

 

おじいちゃん、優しい。

 

でもね、本当に、人生どうにでもなるんです。

大丈夫なんですよ。

 

仙吉おじいちゃんことばが聞けるのは、第80話です。ずいぶん前の回ですが、見る方法もあるので、見てみてください。私は泣くので当面封印しそうですけど…

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人生の選択肢は1本じゃない

強い憧れや思いを抱いて療法士になろうと思ったあなたは、その道から外れてしまったら、もうおしまいだ、と思っていませんか?

 

そんなことないです。

人生の選択肢は1本だけじゃないんです。

 

現に私は、転職してこの道に入りましたし、どうしてもなりたかった言語聴覚士だけど、今は臨床に出ていません。

でも、それはそれで楽しい。

 

周りは結構いろいろ言います。

恩師や知り合いのSTと話していると「臨床できなくてつらいでしょう」なんて、よく言われます。

 

でも、別にそんなことない。

わたしは、自分に起きるいろいろな変化を楽しんでいます。

 

人生の選択肢は一本じゃないし、最初に選んだ一本が最上のものとは限らない。

そして、最初に選んだ道から外れたって、人生、どうにでもなる。

 

わたしも心からそう思っているし、もし違う選択肢をとっても、あなたにもそう思える日が必ずやって来ます。

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家族はあなたが幸せなのが幸せです

学生くん
学生くん
親も期待してるのに、お金出してくれてるのに、やめるなんてとてもいえない…

そう思う人は、たぶんあなただけではないはず。

 

たしかに医療系の学校は(まして大学は)学費が安くはありません。

だからあなたも、学校に行かせてくれたご家族のことを考えて、無理をしてでも続けなければと思うかもしれませんね。

 

それに、医療系の学校に行っていると周りからも褒められたり期待の言葉をかけられたりすることもあるから、簡単には「やめたい」なんて言い出せない雰囲気もあるかも。

 

でもね、よく考えてみて。

 

あなたが辛くて泣きながら勉強していたり、毎日暗い顔でいるのを知って、あなたのご家族は幸せでいられるでしょうか?

 

それがイメージできなければ、逆を考えてみて。

 

あなたのお父さんが、あなたたちのため、と思って。辛くても体調悪くても、青い顔して仕事に行くのをみて、あなたはそれでも幸せでしょうか。

 

家族というのはありがたいもので、あなたが幸せでいてくれるのが一番なんです。

 

わたしが辛かった時、母は言いました。

 

なにをやったっていい。

あなたが幸せなら、別に今の仕事なんかやめたっていい。

人生何をやったって生きていけるんだから、と。

療法士の卵が辛いあなたに読んでほしい1冊の本

最後に、辛くて悲しい思いをしている理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の卵のあなたに、ぜひおすすめしたい1冊をご紹介します。

 

それは、佐々木常夫さんの書かれたこちら。

働くのがつらいのは君のせいじゃない。 すり減る毎日が変わるシンプルな考え方

という本です。

 

佐々木常夫さんのことをご存知の方はまだいないかな?

大企業の東レで取締役まで務められ、今は働き方改革の第一人者として、たくさんの本の執筆や公演をされている方です。

 

有名なのは課長に向けての本ですが、実は働く若い人たちに向けても多くのメッセージを発信されています。

 

というと何の悩みもないエリートと思うかもしれませんが、実は課長になられたときに奥様が肝臓病やうつ病を発症。自閉症のご長男をはじめとする3人のお子さんの子育てと奥様の看病、そしてマネジメント業務を同時に行ったというヒストリーをお持ちです。

 

そんな佐々木さんが書かれたこの本には、若くないわたしが読んでも思わず涙があふれてしまう、やさしい言葉がたくさん。

今のあなたの心を必ず軽くしてくれます。

文字は大きめ、余白も多く、読みやすい文体。疲れていてもきっと一気に読み終えられるので、ぜひ読んでみて。

 

まとめ

臨床実習が辛くなって、療法士になるのをやめたくなったときのことを一緒に考えてみました。

 

本当に辛いなら、やめるのも一つの選択ですし、立ち止まって考えてみて、やっぱり続けよう、と思うのも一つの選択です。

 

でも、辛くなった時に、これだけはあなたにお願いします。

 

無理をしないで。

辛くなったら一度立ち止まって。

そして、人生の選択肢がこれしかないんだ、なんて思いつめないで。

実習が辛くてやめたくなったら…

  1. 辛くて迷いが生じたら、一度立ち止まって考えてみよう。
  2. 一人で悩まず、バイザーや学校に相談してみよう。
  3. すごく辛いならやめたっていい。やめることは悪いことなんかじゃない。
  4. 人生どうにでもなる。選択肢は一本だけじゃない。

 

「半分、青い。」第80話の仙吉おじいちゃんの言葉を聞きたいあなたへ。

U-NEXTなら過去の分まで見られます。もちろん第80話も。

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POSTED COMMENT

  1. azumonchy より:

    はじめまして!

    自分はPTの実習で鬱になり、人生を終わらせる一歩手前までいった経験があります。
    当時、このブログを読んでいたらまた違った風景が見れたのかもしれないなって思います。

    もっともっとこの記事がいろんな学生の救いになるように願っています!

    いきなり失礼しました!

    • scomimi より:

      azumonchyさま

      はじめまして!

      コメントありがとうございました。
      そうですか、お辛い経験をなさったのですね。

      学生にとっては実習は本当に辛く、周りが見えにくくなってしまう時期。
      その時期をなんとか思い詰めずに乗り越えてほしい、たとえ辞めてしまってでも。
      そう思って書きました。

      ちゃんと学生に届けられるよう、大事にこのブログを育てていきます。

      つらい記憶について語ってくださり、ありがとうございました。
      今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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